影猫流パネルの作り方(1)
■リモコンの操作手順を考える
私の場合、使っている機器が多く、しかも再生機器が同じでも出力する先が異なる場合もあったりして、パズルのようになっています。たとえば、同じDVDプレイヤーを使う場合でも、プロジェクターに対して出力するときはVC-2001のセレクターを2番に、テレビに出力する時は4番に(テレビに対してはSケーブルで接続しているため)しなくてはなりません。
これは映像系のセレクターがAVアンプとVC-2001の組合せで連動していることと、音声系は別にセレクターがあるということで、事態をややこしくしているわけです。
Prontoではこのような状況でも的確にリモートコントロールすることが可能ですが、少しコツが必要になります。その前に、全てにおいて手順を整理しておいたほうが良いと思います。ちなみに私はProntoが到着するまでここまでやっておきました(笑)
■TVとプロジェクターの違い
地上波を見るときはTVだけでいいのですが、BSを見る場合にはビデオ(WV-DR7)とAVアンプを起動させて、TVも外部入力1に切替える必要があります。それ以降はテレビのチャンネルとボリュームは関係なく、アンプのボリュームとビデオのチャンネルを操作することになります。こうなるとTVのリモコンは使い物になりません。さらにPS2を使うときにはVC-2001を使う必要があり、TVも外部入力2にしなくてはなりません(;^^)。なぜこのような配線になっているかも謎なんですが(;^^)
テレビは大別すると上記のように3つのモードがあればよさそうです。ただ、TVでビデオを見たりLDを見たり、DVDも使う場合があるので、まずユーザー(自分)がTVを使いたいのかプロジェクターを使いたいのか選択できるようにします。このような時はフローチャートを書くに限ります。
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これをPronto上で行う場合、選択肢をどのように表示し選択させるかを決定しなくてはなりません。今回の場合はまずTVとプロジェクターとで2つに別れるので、Homeパネルを表示しているときのハードウェアボタンで、TVかプロジェクターかを選択できるようにしました。
ここでHomeのシステムプロパティとパネルを公開。
上記はRight(右ハードボタン)のプロパティを表示したもの。解説を忘れていたのですが、Jumpというのはボタンが押された後にどのパネルに移動させるかを設定するところ。Hard Key NameはProntoの最下部に表示する左右ボタンのラベルを設定するところで、このラベルに関してはフォント指定はありません。Left(左ハードボタン)にも同様の設定を行います。
これは私のHomeのパネル群。ProntoはProntoEditで設定されたデバイスとパネルの順番通りに表示します。私の場合はHomeではPJの優先度が高いので、こちらを先に表示できるようにしています。TVパネルとPJパネルの表面上の違いは上部フレームに表示されている機器名称のみですが、実際にはボタンの動作は全く異なります。
TVパネルでTVボタンを押した場合には地上波選択のパネルへ、VCR1を押すとアンプやその他の機器を立ち上げTVの外部入力1に切替えるという動作になっており、上記のフローチャートと同様の動作になっています。PJについては今後解説する中で設定していきます。
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